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卒業試験

 たいていの大学では卒論(卒業論文)もしくは卒業制作を課し、それによって卒業の可否を決めています。
 けれども、医学部医学科には卒論がありません(看護科にはあります)。
 かわりに卒業試験を受け、その合否によって卒業判定を行います。
 この卒業試験は、大学によってさまざまな形式をとっています。
 滋賀医大の場合は、21科目の試験を2か月かけて受験するというもの。
 他には総合的な試験を行って、それによって判定をするというところもあります。

 さて、医学生のみなさんは卒業試験に至るまでもう何度も試験を繰り返してきていることと思います。聴覚障害とあまり関係がなさそうですし、いまさら書く必要はないかもしれませんが、これまでに試験について書いてこなかったのでまとめとして書き残しておきます。

【試験は情報戦!?】
 もちろん、日ごろから真面目に勉強しているのが一番なのですが、それだけではやっていけないのもまた実情。当然ですが先生の知識と学生の知識が解離しているので、ときには「こんなマニアックな問題、教科書を見てもわからない!無理!」なんてこともあります。
 そういう「教科書を見てもわからない問題」に時間を多く割いてしまうのは、あまりいい時間の使い方とはいえません。
 だから、ところどころでは「情報」に頼ることになります。

 たとえば、あの問題はここが出所だとか、マニアックな問題の解答。
 先生によってどういう傾向の問題を出してくるか、この科ではどんな出題がされるかという「くせ」みたいなもの。
 あの科は簡単で、あの科は難しい、などの難易度に関する情報。
 問題作成者の先生が変更になった、前年度までの教授が退官されてトップが変わった、などで前年の問題が変わるだろうという情報。

 そういう情報をひろってくるのも、試験のなかではまあまあ役に立つでしょう。
 中には「ほんとかよー」というようなかなりアヤシイ情報も混じっているし、試験が煮詰まってくると学生のほうも疲れてきて、あちこちで怪情報が出回ったりもするのですが。
 聴覚障害があることで、ここの情報をキャッチできなかったりして試験に落ちる、というのはとってももったいないです。
 ささいなことですし、基本は自分の勉強が第一なのですが、実際問題、みんなが知っていたことを何も知らずに受けて試験に落ちてしまうということもあります。

【時には友人と一緒に勉強しよう】
 そこで、持つべきものは友、です。
 ずっと一緒にやる必要はありません。
 でも、ときどき一緒に勉強する。そうすることで情報のやりとりをすることができるだけではなく、自分の思い込みや勘違いを指摘しあえるし、どう考えてもわからない問題も誰かが知っていたりするので、一人で悩むよりずっと効率よく勉強できます。
 とくにわたしたち聴覚障害者は、「情報が自然に耳に入ってくる」というわけにはいかないので、こまめに友人とコンタクトをとって、情報の不足を補うといいかもしれません。

【試験前の注意事項について】
 試験前に注意がある場合、その聞き取りに自信がなければ文書で用意してもらう、板書してもらうなどしたほうが良いかもしれません。
 広い教室で席が遠いと、聞き取りづらいことが多いです。
 わたしは人工内耳にしてから割と聞き取れるようになりましたが、試験中問題の正誤があると急に言われたときなどはとっさに聞き取れずに困ったことがあります(板書がなければ、挙手して教えていただきました)。

 さて、卒業試験が終わると、いよいよ国家試験まで残りわずか。
 「国家試験はファミリーカーでロードレースをするようなもの」
 「最後まで走る精神力と体力が必要」
 と、うちの大学の某先生などはおっしゃいました。
 ここまできたら、聴覚障害の有無など関係なしに、もうがんばるしかないですね。

医師国家試験にかかる申請-2:前項|もくじ|次項:医師国家試験-1
文責:Kumiko

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