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大事なこと-1

 「大事なこと」と題して、10年目の内科医先生からコメントが寄せられました。
 考えさせられる内容でしたので、
 まずはコメントを引用させていただくことで問題提起とします。
 (改行はこちらで加えさせていただきました)。
10年目の内科医先生からのコメント:
> はじめまして。
> 私は卒後10年目の内科医です。
> 偶然このHPにたどりつきました。
> 正直複雑な思いで見させていただきました。
> なぜなら、今研修医の中に
> 聴覚障害ではありませんが身体障害者のかたが一人おられ、
> やはり担当患者様とそのご家族からクレームがだされている
> ということで、聴く立場である私たち指導医も頭を悩ませているからです。

> このHPは激励やがんばります!
> という流れですが、現実は甘くはありません。
> 医師を志す当事者はよくても、患者様はどんな気持ちか、考えていただきたい。
> 特に今回の臨床研修医制度になってから、ストレートではなく、ローテートになり、
> 否応なしにターミナルの患者様を担当することもあるわけです。
> 患者様やご家族は自分たちのことで精一杯なのに、
> 先生に気を使わねばならないなんて…というかたもいらっしゃるわけです。

> 自分たちの職業選択の権利を主張するのは当然のことかもしれませんが、
> 医療の世界は普通の職業とは異なります。
> きれいごとではすみません。
> あなた方が、がんばる、励まされた、で喜ばれるのも大事なことかもしれません。

> でも。もっと大事なことがこの世界にはあります。
> それは、患者様との信頼関係であり、
> 安心し信頼し納得される医療を提供することです。
> このHPでそのことを考えていただくことを私は望みたいです。
> コミュニケーションが困難なDr.を主治医に持つ患者様、
> ご家族の気持ちを考えてください。
> その上で病院実習や臨床研修に望んでください。

> そして、できることとできないことを身をもって、
> 目をそらさず見極めてください。
> 年数がたてば、一人で診察、当直、後輩の指導をせねばなりません。
> 身体障害者であっても医師になる権利があり、
> 国試にも合格しているから、研修医として頑張ってもらいたという気持ちと、
> 患者様に他の研修医が担当するよりストレスをかけているのではないか?
> という気持ちが私たち指導医の中でも葛藤していることがある
> ということを理解していただけたらと思います。
 これは、とても大切なことを仰ってくださっている、と思います。
 「医師」であるということ。
 ここで問われているのは、「(聴覚)障害があろうがなかろうが、医師として働かなければならない」ということでなないでしょうか。

 これまでは聴覚障害を持つ側にむけて、不安なことであるとか、こうすればうまくいくのでは、のようなフォローを目的とした内容を書いてきました。
 今度は、もっと根源的なこと、つまり「聴覚障害を持ちながら、医師として働く」ということに焦点を当てていきます。
 といっても、わたしもまだ学生ですから、試行錯誤しながら、みなさんと一緒に考えたいと思っています。

もくじ|次項:大事なこと-2
文責:Kumiko

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