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臨床病院実習-2

 前回からの続きです。
 今回は、特に「コミュニケーション」についてまとめました。
 まずは自分のコミュニケーション手段をはっきりさせておきましょう。手話なのか、読唇と口話なのか、筆談も使うのか、それともそれ以外の方法なのか。
 コミュニケーションに「きまり」はありませんから、これからお話しすることは、参考にとどめてください。
【患者さんとのコミュニケーション:外来・病棟】
 患者さんとのコミュニケーションは、おもに2つの場面にわかれます。
 A) 外来:医療面接(問診)という形で行われます。
 B) 病棟:入院患者さんを受け持ち、お話を聞いたり診察します。
 どちらも「患者さんとお話をする」ということにかわりはありません。
 「臨床前実習」で解説した、「医療面接」の項目を参照してください。
 → 臨床前実習-2:医療面接
【グループのメンバーとのコミュニケーション】
 読唇と口話を使う場合の話です。
 最初に断っておきたいのですが、わたしが臨床実習でいちばんうまくいかなかったと思っているのがここです。なおかつ、臨床実習を円滑に行っていくために、いちばん重要であるとも思っているのがここです。
 「うまくいかなかったこと」については、わたしの性格も関係してくるので、ほかの人にあてはまるわけではありません。
 しかし、そのときの反省を生かして、聴覚障害があるために、もしかしたら問題になるかもしれないことを書いていきます。
 まず、わたしの場合は自分を中心にしてものごとを考えてしまう性格が強く、グループメンバーのなかで「空気が読めない」人になってしまっていました。
 次に、聴覚障害のある人の多くが感じる「何人か以上での会話が苦手」ということを、わたしも感じていました。
 そのことをふまえて、聴覚障害があるために「グループ内の会話の全体像が見えず、場の空気が読めない」ところは、もしかしたら聴覚障害があることも関係してくるのかもしれません。あるいは、性格形成に聞こえづらいことが寄与しているということも考えられます。
 さて、会話の全体像が把握できないために起こる問題点です。

 ・人の話をさえぎって自分の話をしてしまう。
 ・話の流れがわからずに、とんちんかんなことを言う。
 ・質問や話が自分にだけ向けられると勘ちがいする。
 ・わからないのにわかったふりをしてしまう。
  (そしてあとで困るはめになる)。

 もし、心当たりがあるなら、注意してください。
 たいていは1年間くらい同じグループで行動するので、グループ全体の雰囲気が悪いと、とてもやりにくくなってしまいます。
 (さいわい、と言ってはなんですが、わたしの場合はグループのうちのひとりとだけでした。他のメンバーはそうでもなかったので、ありがたいことに協力してもらえていたと思います。聞こえに関わらず、全員からはみ出てしまうような人もおり、なかなか人間関係は難しいものですね)。
 さて、そういう問題が「もしかしたら」あるかもしれません。わたしの場合、それまで普通に喋ってくれる人たちばかりで、そうではない人とはじめて接したということもあり、「問題」として出てきてしまったようです。
 そのときどうすればいいか。自分が気をつけなければいけないところと、周囲の協力が必要なところがあります。
 前回、「協力してくれる人と同じグループになる」というのを言いましたが、もしそうであったとしても、上のようなことに心あたりがあれば気をつけてください。
 こういった行動は、仕事をするうえでも周囲の人にそっぽを向かれてしまう原因になってしまいます。

自分が気をつけるところ:
 ・人の話をさえぎらない。
 ・わからない話に無理に参加しない。
 ・わからないことや、あやふやなことは、きちんと確認をとる。
 ・全体を見回して、いまどういう状況なのかを考えて発言する。

協力が必要なところ:
 ・まず、自分のコミュニケーションに時間がかかることを伝える。
 ・そのうえで、自分の状態を説明する。
  (聞き返すことが多い、書いてもらいたいときがある、など)。
 ・討論や、グループでの雑談のとき、会話の流れがわかりにくいので重要なことだけでも書いてもらうようにする。

 思いつくのは、以上です。
 むずかしいですね、人間関係って……。
【スタッフとのコミュニケーション】
 病院にはさまざまなスタッフが働いています。
 自分のコミュニケーション手段はなんですか?
 まず、それを確認してください。
 以下は、手話通訳を使わずに読唇と口話でコミュニケーションしている人の場合です。

医者:
 もっとも多く接することになります。
 1対1で接することばかりではありません。
 ときにはミニレクチャーという形で教えていただくことがあり、このときは少人数で講義を受けているような形になります。
 また、先生から問題を出され、それについてグループのメンバーが答えていくという「口頭試問」のような形式(正式の試験ではなく、先生からの質問という形)があります。
 このとき注意したいことは、
 ・先生の質問がわからない
 ・ほかのメンバーがなんと答えたかわからない
 の2点です。
 前者に対しては直接質問の内容を尋ねなおします。
 後者に対しては、はっきりと「こうすればいい」という答えが出せていません。たとえば、同じ問題(「心窩部痛を訴えてきた患者さん、何が考えられるか?」など)に、ひとりひとりが次々と答えていくような場合だと、他のメンバーの答えがわからずに、かぶって答えてしまうような場合もあります。
 まだ不確かですが、現時点でできた対策は「先生、メンバー全員の顔が見える位置にいること」と、「メンバーに直接答えを聞きなおすこと」でした。
 ここでもグループメンバーの協力が、必要になってきます。
 わたしもずいぶんと助けてもらいました。

他の医療職:
 あまりコミュニケーションする機会がありませんでした。
 おそらく、実際に仕事をするうえでは重要となってくる項目ですが、現時点ではまだはっきりとわかりません。
 結局のところ、「情報保障」というところに問題が還元されるかもしれません。ここはまだまだ議論の余地があると思いますし、自分がどういう風にコミュニケーションしたいか、ということも大事です。
 今後、一緒に考えていきましょう。
 次は、個別の項目についてです。

臨床病院実習-1:前項|もくじ|次項:臨床病院実習-3
文責:Kumiko

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