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CBT・OSCE

 専門教育課程を終えると、実際に病院での実習が始まります。
 しかし、そうすんなり病院で実習させてはくれません。
 たいていは5年生から病院実習がはじまるので、4年生の終わりに全国統一で「病院実習に行ってもいいかどうか」を見るための試験があります。
 この試験は、全国共通の「共用試験」となりました。
 これには
 (1) CBT (Computer Based Test)
 (2) OSCE (Objective Structured Clinical Examination)
 の2つがあります。

(1) CBT
 CBTはその名の通りコンピューターを使って行う試験で、4年間の知識の総まとめです。
 もう、「勉強してください」以外に言うことはありません。
 ここでの成績が国家試験の成績にも関係している、というコワ~イ事実があります。
 ひたすらコンピューターの画面を見つめて、答えをクリックしていくだけ、という気の遠くなるような試験です(しかし国家試験はもっと過酷です。3日間ですから)。
 あらかじめ、CBT対策の模試を受けて、どんな感じかをつかむのもいいでしょう。「CBTについての説明会」でわからないことがあれば、そこで聞いておいてください。当日になって「使い方がわからない!でも試験官の説明が聞こえない」では困ります。

(2) OSCE
 OSCE(オスキー)は、日本語でいうと「客観的臨床能力試験」です。
 つまり、臨床で実習するための、基礎的な診察法ができるかどうかをテストします。ですから、「臨床前実習」で学んだことをここで問われることになります。
 基本的に、複数のステーション(試験場)を会場として、1つのステーションを5分から10分程度の時間で次々に受験していく、というシステムです。
 あらかじめまわる順番と、どの時間にどこを受験するかが決められていて、その通りに受験していきます。
 ステーションはだいたい6つくらいで、大学やその年の傾向によって変わっていくみたいですが、「医療面接」「頭頸部」「神経系」「胸部」「腹部」「外科的手技(小外科)」「心肺蘇生法」そして「バイタルサイン」があるところもあるようです。
 聴覚障害のある人が、OSCEで気をつけたほうがいいポイントは3つあります。
A) 時間
コミュニケーションに時間のかかる特性があるので、時間を長くしてもらったほうがいいことがあります。自分でどのくらい時間がかかるのかを、「臨床前実習」で知っておきましょう。
手話通訳をつけるのであれば、どのステーションでも時間を長く取ってもらったほうがいいかと思います。手話通訳なしでも、患者役の人とコミュニケーションすることに不安があれば、時間を長くしてほしいと大学に申し出てください。
わたしの場合は、基本的な手技だけをやればいいようなところは普通の時間でまわりましたが、「医療面接」だけは倍の時間をいただきました。

B) 聴診
わたしが受験したときは、「CDの音を聞いて、何の音か答える」というような試験問題はありませんでした。しかし、「CDの音」対策として、もしそういう問題が出たら「人工内耳の外部接続端子とスピーカを直接つなぐ」ということで学生課と話をつけておきました。
また、自分の場合、血圧は聴診できたので、そこは対策が必要ありませんでした。
けれども、場合によっては聴診に代わる方法を、あらかじめ試験でも適用してほしいと申し出ておくべきでしょう。

C) コミュニケーション
あなたのコミュニケーション方法はなんですか?
手話通訳やノートテイクが必要な場合、事前に「これで受験したい」ということを伝えてください(あわせて、時間がかかるということ、そのために時間を長くしてほしいことも)。
また、「自分が相手の言いたいことが伝わるか」だけではなく、「相手に自分の言いたいことが伝わるか」にも注意してください。発音に問題がある場合、コミュニケーションの方法を変えなければいけないこともありえます。
 少なくとも、注意したほうがいいと思われるポイントでした。
 (また、CBT・OSCEでは受験費が必要ですが、大学が負担してくれるところと、個人で負担しなければいけないところがあるようです。滋賀医大は大学負担でした)。
 自分の持っている能力が生かせるように、少しふつうとはやり方を変えてもらわなければいけないことがあるかも、ということは覚えておいてください。

臨床前実習-5:前項|もくじ|次項:臨床病院実習-1
文責:Kumiko

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