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専門教育課程-4

 最近は「少人数能動学習(チュートリアル教育)」をプログラムに取り入れる大学が多くなってきました。「少人数能動学習」または「チュートリアル教育」という言葉、聞いたことはあるでしょうか?わたしはお恥ずかしいことに、入学する前まで知りませんでした。
 少人数能動学習(チュートリアル教育)では、4人から7人程度のグループで「グループ学習」をします。
 きめられた科目において、その科目に関連する課題・問題が出され、課題について問題点を抽出することからはじまります。問題点についてグループで協力して調べ、議論し、自学自習・相互学習していく、という形式で進みます。
 また、ひとつのグループにつき1人のチューター(指導教官)がおり、知識面での不足や学生が気づいていないことをアドバイスしてくれます。
 細かいことは大学によって違いがありますので、それはご自身で調べてください。今は大学のホームページで閲覧できるようになっています。
 (キーワードは「チュートリアル 医学部」)。
 専門教育課程のなかでも、特に臨床医学の科目について行われることが多いですが、筑波大学医学学群のように基礎医学の科目でも少人数能動学習を行っているところがあります。

 さて、こういった少人数能動学習(チュートリアル教育)ですが、聴覚障害のある人にとって問題があることがわかってきました。
 前回の「専門教育課程-3」のうち、【その他の実習】の [3. 資料を調べたり議論する] の項目で書いたことと、問題点は同じです。
 つまり、「数人で議論する」というシーンがあまり得意ではないための問題です。

 何が問題なのでしょうか?
 まず、議論をするというのは、何人かの人が意見をかわしあうということです。
 何人かの人が意見を出しあうとき、あちらこちらで声がするという状況になるでしょう。
 聴覚障害のある人は、たとえばある程度聞こえるような人でも、読唇をする人でも、あちこちで喋られると議論の流れについていくことが難しくなってしまいます。特に議論のスピードが早くなると、取り残されてしまうこともしばしば。
 解決するためには、グループのみんなの協力が必要になってきます。
 具体的には、[3. 資料を調べたり議論する] の項目で書いたこととほぼ同じになりますが、
・書記をひとり決めてもらう:紙やホワイトボードに要点を書く
 (聴覚障害のある人はそれを見られる位置に座る)。
・FMシステムの利用:発言者はマイクを持って喋る
といった方法があると思います。
 手話通訳などの通訳を利用するにしても、「ひとりひとり、発言者を明確にして話す」ことが必要になってきますので、他のグループよりも時間がかかってしまうことになるかもしれません。
 けれども、繰り返しになりますが、他のメンバーに協力してもらうことが必要です。時間はかかるけれども確実に勉強をしよう、という方向にもっていけるといいですね。

 関西医科大学では→「教育支援:関西医大|チュートリアル

 次は「臨床前実習」について、お話します。

専門教育課程-3:前項|もくじ|次項:臨床前実習-1
文責:Kumiko

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